「人の感情がわかりすぎて生きづらい」エンパス体質の根本改善、はじめの一歩は?

超共感力とも言われ、目に見えないエネルギーに敏感なエンパスさんの悩みは、
人の感情がわかりすぎたり、ネガティブなものの影響を受けやすいというものです。

相手の心の状態を敏感に察するがために、

  • 常に気分を損ねないように先回りする
  • 自分のことでもないのに怒っている人がそばにいると「自分のことのように」苦しくなってしまう
  • 相手の気持ちを立てるために自分が我慢することをつい選択してしまう

など、エンパスにとっては他の人と一緒にいること自体が疲れやすいということさえあるでしょう。

そんなエンパス体質が他人に振り回されないための自分を守る対処法としては、「自分と他人との間に境界線を作る」というのが一般的ですが、実はより根本的に人からの影響を受けにくくするためにできることがあります。

この記事では、生きづらさを感じて「エンパス体質がしんどい、なんとか改善したい」と考える方が見落としがちな「インナーチャイルドの癒し」について書いています。

人の感情に敏感な人の特徴

超共感力とも言われるエンパスの特徴は、自分と人との境界線が曖昧で「人の気持ちがわかりすぎるぐらいわかる」というものです。

人の気持ちがわかるということは

  • 空気が読める
  • 思いやりがある
  • 分け隔てなく人と協調しやすく安心感を与える

など、実は生きていく上でのプラスの面もたくさん持っています。

一方で、

  • 人に気を使いすぎる
  • 人に流されやすい
  • 自分で決められない
  • 本音を言えない
  • 多くの人と一緒にいる場で疲れやすい

など、その性質がマイナスに出ると、生きづらさを抱えてしまいがちです。

また、恋愛や夫婦、親子など深い関係性においては、「相手が重い」「距離が近すぎて窒息しそう」「自分がなくなっていく感じ」などの悩みとして浮上することもあります。

エンパス体質を良い方向で使うと「深い洞察力によって人を深く理解できたり、調和や癒しのエネルギーをもたらす」ということが可能となり、「人の感情」を自分の中に入れてしまう、もらってしまう、つまり一体化してしまうと、エンパス能力を持って生きること自体しんどいものになるということです。

エンパス体質が人生で「マイナス」になる人と「プラス」として使える人の違いは、人の状態を「感じてよくわかる」にとどめられるか、他者のエネルギーを「自分のものとして一体化してしまう」のか、シンプルにそれだけの違いです。

つまり「相手の感情に気づいているけど、もらわない」ということが可能になると、エンパスの能力を人生の中でプラスに使っていくことがやりやすくなります。

セラピストやカウンセラーに向いていると言われるエンパスですが、対人支援の仕事を長期的に継続するためには、このポイントを抑えられることがもっとも重要でしょう。

エンパスが、相手の気持ちが深く理解できるけど、もらわない(自分とは一体化しない)ためにできることを見ていきましょう。

人のエネルギーと繋がる、心の中の共鳴因子

エンパスさんの生きづらさの主原因である「人の感情をもらったり、人の気持ちを自分のことのように感じて苦しい」という状態は、目に見えない領域であるエネルギーフィールドが、自分と相手のものが勝手に一体化しているようなときです。

この状態を他者との間に無意識に作ってしまうのは、幼少時に自尊心が低くなるような体験をして、インナーチャイルドと言われる心の傷が大きい人に多く見られる傾向です。

インナーチャイルドを抱えて自尊心が低いまま大人になってしまうと、「自分」という存在に自信や信頼を持つことが難しく、人と一体化することで「生きることの安心感」を得るという無意識の癖を持ったまま生きることになります。

たとえば人生の初期に、親とエネルギー的に「一体化」することで親の気持ちをキャッチして自分の身を守る(わかりやすいのは親の機嫌を損ねないように振舞うなど)というすべを身につけ、成長して大人になった後も他者との間に同様のやり方で「相手によって自分の振る舞いを決める」ことをやってしまうため、疲れてしまうのです。

またこの場合、特に「一体化」しやすい他者というのは、自分の内面にある痛みや不安、ストレスと同質のものを心の深いところに抱えている人です。

(あくまでも心の深いところに存在しているものなので、表面的には自分とは対極にある性質のように見えることも少なくありません)

類は友を呼ぶという言葉通り、宇宙には同じエネルギーの性質のもの同士が引き合うという原則があるので、自分の中にあるものと同質のもの(共鳴するもの)を持っている人とは特に、良くも悪くも縁ができやすく、影響も強く受けやすくなります。

生まれつきの「人との境界線の曖昧さ」という性質に加えて、「幼少時の傷つく体験」によって我慢や抑圧によって閉じ込めた感情自尊心の低さなどの共鳴因子が心の中に多く存在するために、外側の同質のものと「一体化」しやすくなってしまうのです。

「境界線が曖昧」という意味では、エネルギーの種類(ポジティブ、ネガティブ)に関わらず「一体化」しやすいわけですから、もし自分の心の中がポジティブなもので満たされていればポジティブなものと一体化するし、ネガティブなものが多ければそれだけ外のネガティブなものと「一体化」してしまうというのが、本来のメカニズムです。

インナーチャイルドを癒して共鳴因子をなくす

ポジティブなエネルギーであれネガティブなエネルギーであれ一体化しやすいというのがエンパスの性質ですが、生きづらさの原因のほとんどは「外側にあるネガティブなものを、不用意に自分の中にいれてしまう」というものなので、自分の中から、外側の願わないものと共鳴する因子を少しずつ減らしていくことが、根本解決に近づく道と言えるでしょう。

具体的には、自分の中にある不安、怖れ、悲しみ、などの未解決の感情や、幼少時のトラウマ(インナーチャイルド)など心の傷を癒していくことができれば、エンパス体質の「生きづらさ」は徐々に解消されていくのです。

境界線の曖昧さという部分に変化は起きないにしても、周囲の人のネガティブな感情などとの不要な同調(一体化)が減り本来の自分に繋がり続けることがしやすくなることで、他人の状態に振り回されて疲弊することは確実に減ってくるでしょう。

とはいえ、インナーチャイルドまたは未解決の感情は、現代を生きるほとんどの人の中に数多く存在していて、その多くは自分では意識することができない潜在意識の中に眠っているため、完全な解消を目指すとしたらそれなりに時間がかかります

また、自分である程度クリアにできるものからそうでないものまで、心の傷の深さや大きさも様々です。

過去の心の傷を癒しながら「本来の自分」に還っていくプロセスが、人生の旅そのものでもあると思って、ぜひ気長に取り組みましょう。

まとめ

  • エンパス体質の特徴は、自分というエネルギーフィールド(目に見えない領域)の境界線が曖昧であること
  • 境界線が曖昧であるがゆえに、人の感情などの外側のエネルギー(ポジティブであれネガティブであれ)とエネルギー的に一体化しやすい
  • エンパス体質を人生において良い方向で使うためには、外側のものと一体化してしまうことなく、「人の気持ちに気づく、理解する」のみにとどめられることが重要
  • 外側の願わないエネルギーと自分が勝手に一体化してしまう理由は、心の中にある共鳴因子の存在にある
  • 共鳴因子としては、不安や怒り、悲しみなどの過去の未解決な感情や幼少時の心の傷であるインナーチャイルドなどがある
  • 心の傷や未解決の感情を癒すことで、自分の中から共鳴因子を確実に減らしていくことができる
  • ネガティブな共鳴因子を減らすことで、本来の自分に繋がりやすくもなるし、その結果人との境界線を保ちやすい状態にもなりやすい

エンパス体質であることがしんどい、という方の本質的な問題は「境界線の曖昧さ」というより、自尊心の低さやインナーチャイルドなどの心の傷に起因する「自分を他者に明け渡してしまいやすい生き方の癖からきています。

確固たる「自分軸」を持って、他人のことは思いやりを持って理解することができるけど自分とは分けて捉えられる、そうなった時にはじめて、エンパスの高い能力を疲弊することなく大切な人に役立てるようになっていきます。

心の傷や過去の感情を癒すことの他にも、自分で決めて行動する、自分の本音を感じてちゃんと表現する、などの小さなトレーニングを日々積み重ねて「自分軸」を確立していくことも、ぜひ心がけてみましょう^-^。

親子関係に悩むエンパスさんは、こちらの記事もぜひ参考にどうぞ。

「本音や意見を親に言えない」親との関係を苦しくするインナーチャイルドの仕組み

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