「会話がかみ合わない」人との、感情に振り回されない会話術

共感能力が際立って高いと言われるエンパスの方の悩みの一つに、相手の気持ちを察しすぎて疲れる、というものがあります。

たとえ自分と関係がなくても、目の前で誰かが「強い怒り」を持って誰かを攻撃しているのを見ると、攻撃をされている人の気持ちに無意識に同調してしまい、自分が苦しくなるということさえ起きてしまいます。

(まして自分にネガティブな感情が向られるような場合などは、体に不調が現れるほどのストレスにもなっていきます・・^-^;)

エンパスの方は、その場にある「不調和」を「調和」の方向に無意識に調整する能力があるため、基本的には人とのコミュニケーションに困ることはあまりありません。

(その能力ゆえに、一緒にいる人が「なんとなく安心する、話しやすい」と感じるような癒しの雰囲気を醸し出しているのです)

ただ、自分と外の世界との境界線が薄く、人の気持ちや環境など自分以外のものに無意識に同調しやすいことのデメリットとして、感情の起伏が激しい人と一緒にいると、その人の強い感情エネルギーの影響(表面に出ているものはもちろん、そうでない本人が抑圧してる心の奥にあるものまで)をまともに受けて、自分がしんどくなってしまうのです。

人とのコミュニケーションにおいては、言語のやりとり以外にも、発せられる言葉以外の非言語のエネルギー交流が見えないレベルで起きています。

エンパスは、どちらかというと「言葉の持つ意味」より、非言語の情報である相手の「感情エネルギー」を主にキャッチしてしまうため、会話をしているだけで楽しい人からは楽しいと感じられるエネルギーをもらえる代わりに、苦しい人からは苦しみのエネルギーを直接もらってしまいます。

一般的に感情の起伏が激しい人は、言葉に乗っている感情エネルギーが強すぎるため、共感能力が高い人ほどそのエネルギーに振り回されてしまいがち。

そういう人との会話においては「言葉の意味」よりその言葉に乗っている「感情エネルギー」の方が大きな影響を持つことになり、エスカレートすると言葉としては支離滅裂なまま、実際には、互いの感情エネルギーのぶつけ合いのようなコミュニケーションになってしまうのです。

(パートナーや家族など、近しい人との間で特によく見られるケースですね^^;)

これがまさに「会話が噛み合わない」状態で、エネルギーに敏感なエンパスほど、ただただ相手と自分のエネルギーに翻弄され、会話が終わるまで不快で不毛な時間を過ごして疲弊することに。

この記事では、そんな共感能力の高いエンパスが相手と自分の感情のエネルギーに巻き込まれることなく、平和で建設的なコミュニケーションを図るための会話術について考えてみたいと思います。

前提:感情の起伏の激しい人の状態を理解しよう

そもそも感情の起伏が激しい人の感情体(人の感情が収まっている目に目えない身体)はどうなっているのでしょう?

一般的に感情の起伏が激しい人、というのは、感情を抑えるべき場面で抑えられない人です。

エネルギー的に見ると、人の言葉など外からの刺激によって、抱えきれなくなった「感情のエネルギー」を自分の感情体から外に勢いよく放出してしまいがちな人、です。

(外といっても空気中ではなく、大抵は、ものや人に向けてしまいます^-^;)

感情を抑えるべき場面で抑えられないというのは、逆にいうと、抑えなくても良い時に抑え続けているという前提があり、感情体が常にパンパンになってしまっているような感じです。

例えば小さい時から、自分の本当の感情を表現しないで我慢(抑圧)することが当たり前になっていたりすると、本来さらさらと水のようにエネルギーが流れているべき感情体に、固着した塊のような「抑圧された古い感情」が徐々に増えていき、さらさらのものも少しずつ粘度を増し、少し「ドロドロ」したエネルギーの流れになっていきます。

岩の多い場所の川の流れ(しかも少し粘度のある水が流れている)を想像してもらうとわかると思いますが、そのような状態の場所に、外からの何かしらの刺激(圧力)が加わった時には、水がさらさら流れて岩も少ない場所に比べて(これが理想的な感情体)、刺激による波が急激に大きくなりやすいですよね?

これがいわゆる「感情の起伏の激しい人」の状態です。

何らかの理由で、(長年感じることを閉じていたり、怒りや悲しみなどの多くの感情を抑圧しているなど)感情体の中にエネルギーの流れを妨げる塊(古い感情)が多くあり、流れているエネルギーの流動性も下がっているため、普段はあまり感情が波立たない(一見安定しているようにも見える)のだけど、一旦波がたつと急激に大きくなり、自分の中に収めきれず、外に一気に放出してしまう、ということになってしまうのです。

準備編:エンパスの課題「まずは自分を確立する」

共感能力が高いエンパスは、感情体の領域の人との境界線が非常に曖昧なため、上で述べてきたような「感情の起伏の激しい人」から放出される強いエネルギーの波を、そのまま自分の中に入れてしまいます。

その時に、拒絶反応として「言葉とともに思わずエネルギーを押し返す」ことをするか(この場合は、膨張していく感情エネルギーを互いに投げつけ合うようなコミュニケーションが、疲弊するまで続きます)、「自分の中に同質化して入れてしまう」という形で不用意に「悪影響のあるネガティブなエネルギー」を自分の中に溜めてしまうか、ということになるのです。

感情エネルギーにおける影響を最小限にして、平和的で健全なコミュニケーションを行う準備として、エンパスの方が普段から意識しておくと良いポイントは、「人からの影響を受けにくい自分になる」というものです。

エンパスの優れた共感能力は、「人と同調しすぎて、自分を見失いやすい」という側面も同時に内包しています。

普通の人以上に「他人の感情エネルギー」を自分の中に受け入れてしまう性質を理解し、人からの感情エネルギーに対する耐性をつけたり、影響を受けにくくする自分の状態を確立することを意識してみましょう。

自分を確立するために人との境界線を強化するポイントとしては、以下のようなものがあります。

自分が本当に感じていることや感覚を大事にする

人の言うことを気にしすぎないこと。

たとえ「尊敬している人、信頼している人」に言われた言葉でも、まず自分の中で評価、検証して、自分にとって受け入れることが本当に必要か、取捨選択するようにしましょう。

人がなんと言おうと自分が感じていることに耳を澄ませて、自分のことは一つ一つ、自分で決めましょう。

人と違っていても良い、と許可する

特に日本に住んでいると、「人と同じである」と言うことに安心感を感じる集合意識の影響を受けやすく、逆に「人と自分が違う」ということには怖れや不安を感じてしまいがちです。

放っておいても「人と同調」してしまうエンパスの場合は、「人と自分は違うし、違っていい」(よく考えてみたら、これって当然ですよね?^^)ってことを、意識することで他人との境界線を保ちやすくなるでしょう。

完璧でない自分を許す

完璧であろうとすると、「逆に完璧でない自分」に焦点が合いやすくなり、無意識に「自分より優れていると思える人」に気持ちが傾きやすくなります。

つまり人への「同調」が「依存」へと発展しやすくなってしまうということです。

自分と全く同じ人がこの世に一人もいないのと同様に、「完璧な人間」というのもこの世に存在していないということに気づいていましょう。

世界一大切な人として自分を扱う

生きていく中で、何より大切な人は「自分」です。

自分を幸せにできるのは、自分だけです。

自分を世界一幸せにできない人が、人を幸せにすることは、残念ながらできないってことを、潔く認めましょう^-^。

 

以上のようなポイントを押さえておくと、人と自分の境界線を「良い意味で」持っておくことができるでしょう。

実践編:相手からエネルギーの影響を受けない会話術

さて、やっと実践編です(笑)。

どのテクニックも一昼一夜で身につくものではないと思いますが、普段の会話の中で意識し続けることで、必ず何かしらの変化を感じられるようになると思います。

前述した、自分の中に溜め込んだ強い感情エネルギーを投げつけてくるような人だけでなく、感情的に穏やかな人との間でも「感情エネルギー」の交流は、会話をしている間は必ず起きています。

どんな相手とのコミュニケーションでも、不用意に「負の感情エネルギー」を自分の中に入れてしまうことのないよう、できそうなものからぜひ試してみてください。

境界線をイメージの中で作り、意識し続ける

自分の領域を守るように卵型のシールドをイメージして、人との会話の間はそれを意識し続けるようにします。

感情的になっている相手、心地よい会話が成り立たないと感じる相手の場合は、特にシールドを厚くイメージしてみましょう。

相手を周辺視野で捉えるように見る

一時「視力が上がる3Dマジック」というのが流行りましたが、あの視力回復トレーニングとやり方は同じです。

具体的には、相手の目に焦点を合わせず、相手を突き抜けてさらに遠くを見るような気持ちで相手を捉えるようにします。

なかなか難しいと感じる場合は、相手の目から少し下に視点をずらしたところを見るようにすると、不自然にならずに相手の感情エネルギーの影響を軽減することができます。

自分の考えをアイメッセージで伝える

相手の気持ちを汲み取りすぎて、自分の思いを犠牲にしがちなエンパスにとって、相手に自分の意見をしっかり伝えることはとても大事です。(そのためにも、上述の「準備:自分を確立する」が重要です)

自分の考えを伝える時のテクニックとしては、「あなたは」で始めるYOUメッセージではなく、「私は」で始めるIメッセージで伝える、というものがあります。

例えば「私は〇〇と思う」というように、私は、で会話を始めるだけで、自分の方に自然と意識が向き続けるので、相手と自分をエネルギー的に切り離しやすくなるのです。

ときにはNOを言える自分になる

この時のポイントは、相手を否定するエネルギーではなく、自分の気持ちを自分に対して表現するイメージで、「NO」を言うことです。

これが本当にうまくいくと、相手を刺激することなく(感情エネルギーを相手に押し返すことなく)平和で建設的なコミュニケーションが取れるようになっていくでしょう。

相手が感情的になっている時は、故意に会話のテンポをずらす

相手が感情的になってきてるな、と感じたらなるべく早い段階でこれをやってみましょう。

言ってきた言葉に対してすぐに(反応的に)言葉を返すのではなく、意識的に少し間をあけてから言葉を返すようにするのです。

相手の感情的な言葉には、力の強い感情エネルギー(大きな波)が実際に乗っています。そして、特に防御していなければ、自分の中にエネルギーがそのまま入ってきています。

これを即座に、つまり波の勢いのあるまま力で押し返すと、さらに強い波となって、相手の中に入っていきますよね?

これが「もはや言葉が意味を持たなくなった」状態の、エネルギー的バトルの実態です^-^;。

回避する策としては、受け取った側が、いかにエネルギーの強さを弱めてから返せるかというのがポイント。

会話のテンポを意識的にずらすというのは、入ってきた波の力が少し弱まったところを見計らったタイミングで言葉を返すことなので、相手との間に流れる「感情エネルギーの強さ」を少しずつ弱めていくことができるのです。

まとめ

超共感力、とも言われるエンパスさんの能力は、感情体の境界線の曖昧さゆえのもの。

人の感情体は、普通の人同士でも勝手に混ざりやすい性質を持っています。(詳しくは下の記事も参考に)

「人の感情をもらって疲れる」エンパス体質が感じすぎちゃう理由って?

エンパスが、調和と癒しのエネルギーをもたらすことができるギフトでもある能力を適正に使えるようになるために、自分を確立し、人と不用意に同調しすぎないことはとても重要な課題です。

一般的に言われるコミュニケーション能力は、どちらかというと長けている傾向にあるエンパスですが、コミュニケーションはもっとも人からの悪影響をもらうきっかけになりやすいもの。

どんな相手とでも、感情エネルギーに振り回されない平和で健全な交流ができるよう、ぜひ自分を磨きましょう^-^。

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